毎日、昼食時には調理師が療養棟に利用者さんの食事風景を見に伺います。
スプーンですくえるように食材の大きさは正しいのか?
汁物でむせてはいないか?
改良を加えた献立は食べていただけたか?
等々、黙ってみたいるだけで楽しいのですが、お褒めの言葉や苦言を頂くと益々励みになります。
とはいえ、訪問を始めたころはなかなか心を開いていただけず、食事をされている横で観ていると「そんなとこで観てられたらご飯食べられへんし、どっかいって。」と言われて、食事風景すらゆっくり見せていただけなかったのですが、最近は、私が伺うのを待っていてくださって「今日のはおいしいよ。」「ちょっと辛いな〜。」「わたし、これ好きやねん。」「気に入らん。」とかいっぱい意見を聞かせてくださいます。
ばたばたと調理を終えて伺う療養棟でのひと時。
私の作った食事を食べてくれている皆さんを見るのが、憩いの時間になってきました。