茶山のさとの晩御飯

介護医療院茶山のさとの栄養課での日常を紹介しています。

台湾からのお客様

台湾の言語聴覚士さんが茶山のさとに来所されました。

先日行われたJSDRにも参加されていました。
今、台湾ではJSDRのような学会を立ち上げようとされていて、それに関わり奔走されている方々です。
今日は嚥下食とはどういうものか、多職種での取り組みについてなど、見学に来られました。
もちろん通訳の方も一緒です。

まずは、施設の見学から。
緊張気味の床井栄養士が先導します。



次に嚥下調整食(ミキサー固形食)をわかっていただくため、実際に目の前で作って説明です。


写メや動画を撮りながら、興味深く見ていただけました。
ちょっと撮りすぎでしたが…

そして、床井栄養士が茶山のさとの食事や取り組みをスライドを使いながら、そして通訳を介しながら説明します。
事前に訳した資料を渡しておいたのですが、悪戦苦闘の模様でした。


利用者さんの昼食時間には療養棟に行き食事風景を見学です。
ここでは志藤言語聴覚士の出番です。


その後は昼食を兼ねた試食会。そしてランチディスカッション。

見た目は同じでも硬さや食感の違う3種類の食事を食べ比べてもらいました。


ミキサー固形食(ゼリー状に固めた料理)は初めて召し上がると言うことでしたが、大変満足していただけました。台湾にはまだ、このような食事が無いようなのでこれから取り入れて行かれるようです。微力ながらもお手伝いできればと思います。

余談ですが、小龍包は台湾の料理ではなく、上海の料理だそうです。知らなかった・・・(^_^;)


最期はみんなで記念撮影。

皆さんには日本の介護現場がどのように映ったのでしょうか。
お国が違えば習慣や考え方も違います。しかし、医療や介護の場を良くしたいという思いは一緒のようです。
これを機会に交流が持てれば、と思っています。

次は我々が台湾にお邪魔したいですね。


              調理師 辻秀治