昼食を造り終えていつものように療養棟での食事風景にお邪魔すると、お一人口を一文字に結んでおられる利用者さんを発見。
「こんにちは~。」と、お声がけするといつもなら「いつもありがとう。」とお返事をいただけるのに、今日はありません。!(^^)!
でも、一瞬こちらに向かれたので介護スタッフがすかさず「せっかく調理師さん、来てくれはったのに、味見したげて~。」
その声に誘われて思わず一口。
「どうですか~。」
「……おいしいよ。」
「でも、もう一口~。」
それをきっかけにいつものように食べてくださいました。
後でスタッフに聞くと、その日はどうやらご機嫌斜めで食事を拒否されていたそうです。
私が顔を出したのがよかったようで食べるきっかけになったようでした。
少しは役に立てて幸せでした。
ちなみに、献立は海老カツのキャベツ添え・マカロニソテー・大根とごぼうのサラダでした。
調理師:小畠