茶山のさとの晩御飯

介護医療院茶山のさとの栄養課での日常を紹介しています。

冬至

今年は今日が冬至です。しかも19年に一度の「朔旦冬至」にあたります。「朔旦冬至」は新月冬至が重なる日で、月の復活と太陽の復活が重なるという事で、大変めでたいとされています。
冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼び込めると言われています。にんじん、だいこん、れんこん、ぎんなん・・・など「ん」のつくものを運盛りといって縁起をかついでいたのです。運盛りは縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗り切るための知恵でもあり、土用の丑の日に「う」のつくものを食べて夏を乗り切るのに似ています。
かぼちゃを漢字で書くと南瓜(なんきん)。つまり、運盛りのひとつであり、陰(北)から陽(南)へ向かうことを意味しています。
また、かぼちゃはβ-カロチンが豊富なので、風邪や中風(脳血管疾患)予防に効果的だと言われています。本来かぼちゃの旬は夏ですが、長期保存が効くことから、冬に栄養を摂るための賢人の知恵でもあるのです。

みなさん、かぼちゃを食べて元気に過ごしましょう。

普通食

嚥下食

          調理師 辻秀治