茶山のさとの晩御飯

介護医療院茶山のさとの栄養課での日常を紹介しています。

美味しいもの食べたいですね〜。

 療養棟にお邪魔すると、あまり食の進まない利用者さんが数人おられまして、しばらく傍らで食事の様子を拝見していました。

 いつものように「こんにちは。」と声をおかけして、「○○さんは何が好きですか。」とお伺いしたら「う〜ん、肉は嫌いやねん。」「じゃあ、魚は?」「魚は食べるけどね。」とあんまり話が弾みません。

 そこで私が「お寿司は?」とお聞きすると「そら〜、お寿司は好きやわ〜。」と、笑顔で答えてくださって「御蕎麦とかそうめんは?」とお聞きすると、隣の方が「そうめんは美味しいね〜。」と話に加わって来られました。

 「握り寿司は出せないけど、ちらし寿司なら出せますよ。お粥でもお寿司の味付けをして、きれいに盛り付けたら食べてくれますか〜?」「そら〜、食べるえ。」「おいしそうやしね。」と周りにおられた利用者さんも会話に入ってこられました。

 8月の五山の送り火の日は行事食で「冷やし中華」を準備していることをお話しすると「冷やし中華?…冷麺か?すきやで。」と、どんどんと大きくなっていく声で答えてくださいました。

 さあ、夏はさっぱりとしたメニューで食欲増進をしていただいて元気な笑顔になってもらいましょう。


                             調理師   小畠